2025年9月14日㊐
DSA/愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」見学

DSA/愛知万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」見学
EXPO2025大阪・関西万博に合わせ開催中の事業を、DSA日本空間デザイン協会中部支部会員の勉強会および交流として見学。当時の開催を振り返りながら、EXPO2025との関連や比較、開催記録の発信状況、事業から見えてくることなど、多角的に考察しました。
日程/2025年9月14日(日)10:00〜18:00
訪問先/
・昼食/全日本ぎょうざ祭り
・愛・地球博記念館(特別展示)
・彩の回廊
・地球市民交流センター(サステナブル芸術祭)
・未来共想フォーラム『愛知からの問いかけ「自然の叡智」とアート』
参加/5名
詳細/
10:00 藤が丘駅集合から、リニモに乗車し「愛・地球博記念公園」へ。
11:00 併催の全日本ぎょうざ祭りで多様な餃子を堪能。
12:15 愛・地球博記念館の特別展示見学。愛知万博の理念や成果とその意義、各パビリオン紹介などをパネルで解説。理念や意義ついては、第1回のウイーン万博から1970年大阪万博も含めた歴史を再確認しており、愛・地球博のなしえた成果が、本2025年開催の大阪・関西万博に引き継がれていくことを期待させていた。また、各国が残した展示品やアテンダントの制服、活躍したロボット、制作された公式グッズ、ピンバッジ類なども実物展示。記録映像展示もあった。およそ考えられる、あらゆる愛・地球博関連の資料が一堂に集められ、誠に壮観。
13:00 彩の回廊を巡り。万博記念事業のひとつ「サステナブル芸術祭」に関連する、学生作品やワークショップ作品の展示を数箇所で確認。
13:30 地球市民交流センターでも、サステナブル芸術祭に関連する「地球の樹」、廃材再生作品の展示、障がいのあるアーティストたちのアート展示を見学。
14:00 同センター体験学習室にて、未来共想フォーラムⅤ「愛知からの問いかけ~『自然の叡智』とアート~」に参加。愛知で開催されたばかりの国際芸術祭も意識し、芸術・自然・人・展示施設・万博が、相互にどのように関わり、これからどのように展開していくべきか、各登壇者の講演とディスカッションによって参加者とともに考える機会となっていた。
帰路ももちろんリニモに乗車。資料展示で見た、愛・地球博でのロボットや乗り物などの機械系で、20年経った今でもこれは現役なのだと、乗車していて感慨深かった。18:00解散。
かつての万博会場を巡り、万博が遺したのはモノだけでなく、コトもあると改めて感じる。展示しておくだけが美術館や万博ではなく、ヒトがそれを見て感じ、参加し、意識を変え、行動を起こす。鑑賞者と相互に影響し合うにはどうするか、これからの空間デザインが果たしていくべき役割を考えさせてくれる、充実した1日だった。















