2024年11月16日 ㊏
空間デザインツーリズム「レトロNAGOYAまちあるき」
一般社団法人 日本空間デザイン協会(DSA)中部支部 主催
空間デザインツーリズム「レトロNAGOYAまちあるき」
日本空間デザイン協会(DSA)は、EXPO 2025 大阪・関西万博共創パートナーの企画として、全国各支部による独自の「空間デザインツーリズム」を実施しています。
名古屋にたくさんある、映画やテレビドラマのロケ地として使われるレトロな建物や空間。中でも明治・大正・昭和期に作られたものは、現在も資料館やイベント空間として活用され、市民に愛されています。そして名古屋といえば「喫茶文化」も見逃せません。そこでDSA中部支部では「空間デザインツーリズム」として、レトロなNAGOYAを存分に味わえるまち歩きを楽しみました。
DSA中部支部会員はもとより、同・関西支部会員や一般参加のかたも含め、名古屋駅集合から市内最古の地下鉄東山線で覚王山へ。日泰寺から、揚輝荘の聴松閣と北園を見学後、数名ずつに分かれて日泰寺参道の老舗飲食店で昼食。再び地下鉄で名古屋城駅へ移動し、名古屋市役所庁舎・愛知県庁舎を歩きながら眺め、名古屋市市政資料館の館内見学。老舗の喫茶店は大人気の行列で、残念ながら雰囲気のみ観察。文化のみち橦木館を見学のついでに、旧応接室に設けられたカフェで優雅なお茶の時間となりました。文化のみち二葉館を見学後、地下鉄で国際センター駅へ移動し、四間道・円頓寺商店街を散策する頃にはすっかり日も暮れました。
朝からの雨模様に心配しましたが、幸い夕方まで何とか持ち堪え、建築物にまつわる人物や、その歴史(※)、建材・施工・空間作りをたっぷりと堪能し、地元会員も意外に知らなかったことを、さまざまに学んだ道中。名古屋駅付近へ戻るまでおおよそ20000歩の街歩きは、懇親会でお開きとなったのでした。
2024年11月16日(土)9:30-17:30
参加費:3,000円(税込)
*交通費・施設入館料・お茶代等を含む
*昼食代は自己負担
懇親会参加費:5,000円(税込)
参加者:8名
※ 補足
・日泰寺/御真骨(仏舎利)と金銅の仏像を安置するため建立された寺院
・揚輝荘/松坂屋初代社長:伊藤次郎左衛門祐民 別荘
・名古屋市役所庁舎/昭和8年竣工の、日本趣味を基調とした近世式とされる外観意匠
・愛知県庁舎/昭和13年完成の、頂部に城郭風の屋根を乗せた意匠
・名古屋市市政資料館/テレビドラマロケ地としても注目を集めた、旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎
・老舗の喫茶店/昭和24年創業、純喫茶ボンボン
・文化のみち橦木館/輸出陶磁器商:井元為三郎邸
・文化のみち二葉館/日本初の女優:川上貞奴と、電力王と称された福沢桃介の邸宅
・四間道(しけみち)/江戸期より発展した、土蔵群と町家
・円頓寺商店街/江戸期にはじまる名古屋で最も古い商店街といわれ、近年は若手による活性化で話題
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